ゴリラ採用事業/広告運用 定例議題

Yahoo広告 費用対効果の評価 — このまま続けるか、撤退か

掲載15日間の実測。問い合わせは1件だけ(実質CPA 約4万円)。
7/14定例で決めた「クリエイティブをMetaと揃えてフェアに比較する」の答えが出ました。
2026年7月21日 Yahoo広告API 実測対象:2026/07/06〜07/21リード管理シート実データ照合

本日の論点(判断いただきたいこと)

1
ディスプレイ広告を停止する(推奨:即時)
15日間で35,939円を消化し、問い合わせは0件。クリエイティブをMetaと同一にした後の7日間でも421クリック・0件。面(配信先)そのものが合っていないと確定した。
2
検索広告を「指名キーワードのみ」に縮小する(顕在KWは停止)/もしくは完全撤退
問い合わせ1件は指名検索(=会社名で検索)から。ただし指名はSEOでも上位表示(無料)で取れており、増分価値は限定的。残すなら「他社に指名枠を取られない保険」として最小額のみ。
3
撤退ラインを数値で確定する
「なんとなく続ける/なんとなく止める」をやめ、いくら使って何件なら撤退、を先に決めておく。案は本資料末尾。

結論:現時点で費用対効果は成立していない

掲載日数
15日目
配信ON=7/6夜。実配信ベース約14日
Yahoo経由の問い合わせ
1 件 ▼ 低調
検索の指名クリック1件のみ・7/11
消化した広告費(合計)
40,150 円
ディスプレイ35,939+検索4,211
問い合わせ1件あたり広告費
40,150 円
全消化額 ÷ 問い合わせ1件
費用の大半(35,939円)を占めるディスプレイが、問い合わせ0件。 残る検索の1件も「ゴリラ採用」と会社名で検索した指名クリックで、この層はSEOで上位表示され無料で取れていた可能性が高い(増分の価値は限定的)。つまり実質的に「新しく獲得できた問い合わせ」はほぼゼロに近い。

7/14定例の宿題への答え — クリエイティブを揃えても0件だった

前回定例の決定は「7本バラバラのクリエイティブではMetaと比較できない。まずMetaと同じプレスリリース広告に統一してから、続ける/止めるを決める」。7/14に差し替え完了。その後の実測がこちら。

差し替え後の広告費
17,378 円
7/15〜07/21の7日間(ディスプレイ14,289+検索3,089)
クリック
432 回
ディスプレイ421+検索11
問い合わせ
0 件 ゼロ
Meta同一クリエイティブでも0
Metaと全く同じプレスリリース広告に揃えても、Yahooディスプレイは7日間・421クリックで0件。 これで「クリエイティブが悪いから取れない」という仮説は消えた。問題はクリエイティブではなく、Yahooディスプレイという“配信先の面”そのもの。同じ広告がMetaでは受注まで生んでいる(次セクション)。定例の宿題は、この時点で答えが出たと考えられる。

媒体別の内訳 — お金はディスプレイに消えている

消化した広告費と獲得した問い合わせ(2026/07/06〜07/21)
ディスプレイ35,939円 · 問い合わせ 0件検索4,211円 · 問い合わせ 1件
媒体広告費表示回数クリック問い合わせ問い合わせ単価
ディスプレイ広告35,939円388,0631,1580
検索広告4,211円5212014,211円
合計40,150円388,5841,178140,150円
ディスプレイは388,063回表示・1,158クリックを集めながら、問い合わせは0。 クリックは取れるが、その先(フォーム入力)に一切つながっていない。1,158クリックで0件は、統計的に見て「問い合わせ率0.1%未満」=Metaの獲得効率とは桁が違う。クリック単価が安いこと(面が広く表示されること)が、そのまま“質の低いクリックを大量に買っている”ことを意味している

地域別 — どの都府県も問い合わせは0

「特定の地域だけ効いている」ということもない。配信対象すべてで0件。

地域広告費問い合わせ
東京10,318円0
大阪6,675円0
埼玉5,550円0
愛知4,642円0
神奈川4,432円0
福岡2,739円1
千葉2,546円0
三重(隣接・少額)510円0
※上記は媒体合算の地域別消化(大半はディスプレイ)。唯一の問い合わせ(福岡・株式会社酒井創新/7/11)は検索の指名クリックで、Yahoo広告のコンバージョン計測(検索CV=1)とリード管理シートの実記録が完全に一致。

Meta広告との対比 — 同じLPへの誘導で、効率が桁違い

予算規模が違うため単純比較はできない。ただし「1円あたり何件の問い合わせ・受注を生むか」の効率を見ると差は明確。ともに着地先は同じLP(gorilla-saiyo.jp)。

Yahoo広告

2026/07/06〜07/21(15日間)
広告費40,150円
問い合わせ1件(指名検索)
受注0件
問い合わせ1件あたり40,150円

Meta広告

2026/05/23〜07/20(累計・現行プレスクリ)
広告費(累計)835,688円
問い合わせ単価(CPL)16,386〜23,214円
受注9〜10件
受注1件あたり(CAC)約5.6万〜9.3万円で黒字
問い合わせ1件あたりの広告費(安いほど良い)
Yahoo広告(全体)40,150円 · 問い合わせ1件・指名Meta広告(実記録計測)23,214円 · シート記録36件基準Meta広告(Pixel計測)16,386円 · Meta計測51件基準
Yahooが問い合わせ1件を得るのに使った額(約4万円)で、Metaは2件前後の問い合わせを取り、さらにその先の受注まで生んでいる。 しかもYahooの1件は指名(=もともと知っている人)。新規の見込み客を掘り起こす力は、現状Metaに集約されている。
※Yahooは母数が1件のため単価は不安定。「約4万円で1件」は正確な単価というより“この期間の実績”として読む。

なぜYahooでは問い合わせが出ないのか(分解)

構成要素実績読み取り
ディスプレイ
面へのプッシュ広告
1,158クリック/0件 建設業の採用決裁者に当たっていない。クリックは安く大量に出るが、意思決定者ではない層の誤クリック・興味本位が中心と見られる。クリエイティブを揃えても改善しなかった
検索・顕在(非指名)
「採用代行」等で探す層
クリックはあるが0件 そもそも「建設×採用代行」を能動的に検索する需要が小さい(表示機会自体が少ない)。7/14に入札を引き上げたが、以降も問い合わせは0のまま
検索・指名
「ゴリラ採用」で探す層
1件(唯一の問い合わせ) ここは機能する。ただしSEOでも上位表示(無料)で取れている。広告で買い直しているだけの可能性があり、増分は小さい
Yahooで唯一“効く”のは指名検索だけ。 しかしそれはSEOで無料で取れている層と重なる。「新しい見込み客を増やす」目的では、現状のYahoo(ディスプレイ+顕在検索)は機能していない。

選択肢 — 3案

内容月コスト(実測ペース)評価
案1
(推奨)
ディスプレイを停止。検索は指名KWのみ・日100〜300円に縮小(顕在KWは停止) 約86,000円 → 約9,000円 実質「撤退+ブランド防衛の保険だけ残す」。他社が指名枠を取りに来たときの守りは残しつつ、無駄打ちを止める
案2 完全撤退。Yahooをゼロにし、浮いた予算をMetaへ寄せる 約86,000円 → 0円 指名もSEO2位で取れているため保険不要と割り切る。最もシンプル。予算をMetaに集中できる
案3 当初決定どおり7月末まで現状維持し、月末に再評価 約86,000円のまま あと数日で追加消化するが、「クリエを揃えて0件」の材料はもう出揃っており、結論は変わらない見込み
実務としての推奨は案1。 ディスプレイは今すぐ止め、検索は指名の保険だけ残す。判断を月末まで引っ張る積極的な理由(データが増えれば結論が変わる見込み)は、現時点では見当たらない。

撤退ライン(数値で固定する提案)

今後「感覚で続ける/止める」をやめるため、先に数値ルールを決めておく。

既に超過
ディスプレイ
面広告は再開しない
クリエ統一後7日・421クリックで0件。再挑戦するならLP来訪者へのリターゲティング限定
監視中
検索・顕在(非指名)
累計1万円で0件なら停止
7/14に入札引き上げ済み。それでも0のまま推移中
約2/3 到達
Yahoo全体
累計6万円で新規0なら完全撤退
現在40,150円/新規の問い合わせ実質0。撤退ラインの約2/3に到達
撤退ラインの考え方
・基準額の6万円は「Meta広告が受注1件を取るのにかかる費用(=1件受注できれば元が取れる最大許容額)」に合わせている。
・“新規の問い合わせ”とは、SEO・自然流入では取れない層からの問い合わせを指す(指名検索の刈り取りはSEOと重複するためカウントしない)。
・ディスプレイは既にこのラインを超えている。プッシュ型(面)の広告は再開せず、やるなら「一度LPに来た人を追いかけるリターゲティング」に設計を変えてから。

続ける場合、Yahooの唯一の活かし方

残す:指名検索(ブランド防衛)

「ゴリラ採用」で検索した人を確実に取り、他社に指名枠を奪われないための最小限の出稿。日100〜300円で足りる。攻めではなく守り。

再挑戦するなら:リターゲティングのみ

不特定多数に見せるプッシュ型はやめ、一度LPを訪れた人だけを追いかける設計にする。意思がある層に絞れるため、面出稿より問い合わせにつながりやすい。まずはMetaに集中し、余力が出たら検証する位置づけ。

数値の前提・確度(事実主義)
確度A(自分で実測)=掲載日数・広告費・表示・クリック・問い合わせ件数・地域別・「クリエ統一後0件」・Metaの累計費用/受注。Yahoo広告API(ReportDefinitionService)とリード管理シート「LP問い合わせ」の照合による。
確度B(推測)=唯一の問い合わせ(酒井創新)が「SEOで無料で取れていた層」という増分価値の低さ。指名クリックであることから蓋然性は高いが、その人がSEOでも来ていたかは断定できない。
・Yahooの問い合わせは計測漏れではない。Yahoo側のコンバージョン計測(検索1・ディスプレイ0)と、リード管理シートの実記録(Yahoo由来1件のみ・7/11酒井創新)の2ソースが一致。
・「問い合わせ1件あたり広告費」はYahooの母数が少ないため単価として不安定。正確な単価というより“この期間の実績”として扱う。
・月コストの約86,000円は日予算上限(検索2,500+ディスプレイ2,000=4,500円/日)ではなく、実測消化ペース(15日で40,150円)からの月換算。
・Metaの数値は2026-07-20のMeta広告AI診断(Graph API実測)およびリード管理シートの受注ステータス(星野代表が最新化)による。